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新しい生活様式に寄り添い、コミュニティを生み出すあったかいテクノロジーとは。

LOVOTの導入により、子供たちのメンタルケアや心の成長が育まれるなど、様々な効果が実証され始めている東京都北区立王子第二小学校。さらに、新しい生活様式によってコミュニケーションが取りづらくなった学級内、そして学校のことをあまり話してくれなかった家庭内で、LOVOTを通してコミュニティが生まれていると言う。

その先見の明でいち早くLOVOTに着目し、トライアル導入へと導いた江口千穂校長と、教育者として40年以上のキャリアを持ち、法政大学名誉教授でもある愛称「尾木ママ」こと、尾木直樹さんから、これまでのウサギ小屋にはなかったLOVOTのコミュニティを生み出す力について伺った。


ウサギ小屋にはできない、LOVOTを通して生まれるコミュニティ。学級内から家庭内へ広がっていく輪。

LOVOTの導入にあたり、各学級では名前を何にするか討論したり、お世話の順番やルールなどを決めたりしている。それによって「学級内で繋がりができてきた」と児童は話しており、江口氏は「今まであまり仲良くお話ができなかった子の人間関係が豊かになったり、思いやりの心が生まれてきていて、コミュニケーションツールの一つとして十分に活用が考えられる」とLOVOTの効果を実感している様子だった。

新しい生活様式によって距離を保たなければならなくなり、マスクで相手の表情も読み取りづらくなっている今、コミュニケーションを取るのはますます難しくなっている。そこへLOVOTが潤滑油として入ることによって、子供たちのコミュニケーションの後押しとなっているのではないだろうか。

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さらにその効果は学級内に留まらず家庭内でも表れており、「色んなところでコミュニケーションの輪が広がっているのを感じている」と江口氏は話す。

現在、コロナ禍によって学校へは保護者が立ち入ることができないため、親は子供の話からしか学校の様子が分からない。学校でどんなことがあったのかと話を聞きたくても、長期休校明けの頃は「うん、普通…」としか返ってこなかったそうだ。しかしLOVOTを導入してからは「学校が楽しかった」、「今日はLOVOTのお世話を頑張った」、「皆んなで名前をぴーちゃんって決めた」などLOVOTの話がきっかけとなり、家庭内の会話が増えたという声がよく上がるようになったそうだ。

それらはLOVOTと言葉が交わせないが故に、子供たちは理解しようと色んな気持ちを慮り、ああしようこうしようと自分たちで考える余白があるからこそ生まれるコミュニティなのではないだろうか。

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子供たちによって飾り付けをされたLOVOT

「ウサギ小屋には心の成長や癒し効果はあってもコミュニティを作る力までは、理論的にも言われていないのでは」と尾木氏はLOVOTによる新たな効果に驚いている様子だった。


テクノロジーが発展する未来で生きていく子供たちのためにできること。

ICT教育(パソコンや電子黒板、デジタル教科書などの情報通信技術)がまだまだ浸透していない日本の教育現場の現状がある中、江口氏がこの先駆的な試みを始めた理由は、子供たちの心のケアの他にもう一つある。

「テクノロジーは日々新しいものが出てきていて、子供たちはそういう未来で生きていくわけですから、できるだけ最先端のものに触れ合わせたい。これから日常的に活用することが絶対に求められてくると思います」(江口氏)

それはコロナ禍によるストレスを抱える子供たちの今を考えただけではなく、この先の未来も見据えての取り組みだったのだ。

2030年には仕事の半分がAIに変わると言われているほど、近年のテクノロジーの発達は加速している。そんな未来を生きていく子供たちにとって、早いうちにテクノロジーを身近に感じておくことは大切な機会になるだろう。

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子供にも大人にも癒し効果を与え、思いやる心を育み、薄れかけていたコミュニティすらも作り出すLOVOT。これまでのウサギ小屋にもロボットにも実現できなかったあったかいテクノロジーは、私たちの生活にそっと寄り添って支えてくれるパートナーのようにすら感じる。

「withコロナ時代の新しい学校の生活様式の中にLOVOTくんは頼れる仲間として積極的に迎える時代に入ってきたのかなと思いました」(尾木氏)

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日本のアニメや漫画で数多く描かれてきたドラえもんや鉄腕アトムなどのような、人間とロボットがあったかい関係性で共存する未来が王子第二小学校の子供たちから見えるようだった。子供たちとLOVOTがどんな未来を描いていくのか、これからも温かく見守っていきたい。


尾木 直樹(おぎ なおき)さん
教育評論家。愛称「尾木ママ」として多数の情報・バラエティ・教養番組やCMにも出演しており、幼児からお年寄りにまで親しまれ、全国各地への講演活動にも精力的に取り組んでいる。これまでに230冊を超える著書(監修を含む)を上梓し、講演会は若年層を中心に超満員となっている。
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